世界ではどんな麺類が食べられているのか?

日本で麺類といえば、そばをはじめ、うどん、ラーメン、パスタなどが思い浮かびます。

 

それぞれ馴染み深いものですが、世界にはそれら以外にも、さまざまな麺類があります。

 

麺発祥の地は中国北部の黄河流域とされ、ここから小麦を原料としたさまざまな食品が発達していったのだそうです。

そのため、麺料理は欧米諸国よりもアジア各国にて広く浸透しています。

 

今回は、知られざる世界の麺類事情に迫ってみましょう!

 

 

タイの麺料理「クイッティアオ」

 

タイの麺料理「クイッティアオ」は、タイを代表するグルメのひとつ。

いわゆる”タイ風ラーメン”で、麺と具材とスープの組み合わせによってさまざまな種類があります。

 

麺は米を原料とするものが3種類、小麦を原料とするものが1種類、緑豆を原料とするものが1種類の計5種類が基本。

米が原料のものは太さによって種類が分かれ、幅広の麺が「センヤイ」、2〜3mmの太さが「センレック」、幅細の乾麺が「センミー」と呼ばれ、小麦でできた中華麺を「バミー」、緑豆でできた春雨麺を「ウンセン」といいます。

 

これらの麺と、酸っぱ辛い「トムヤム」や、クセがなくて食べやすい「ナームサイ」などのスープを合わせ、焼き豚や魚のつみれなどの具材をトッピングしていただきます。

 

 

多彩すぎるベトナムの麺

 

ベトナムの麺といえば「フォー」をイメージする人が多いのではないでしょうか。

たしかにベトナムでもメジャーな麺料理ではありますが、じつはそれ以外にもベトナムの麺のバリエーションは驚くほど豊富。

 

米を原料とした麺はフォーのほか、筒から押し出して作る「ブン」、”柔らかい”という意味を持つ「フーティウ」、乾麺のブン「ブンコー」など。

 

小麦粉を原料としたラーメンのような麺「ミー」や、豚皮を完成させた「ビー」と呼ばれる麺もあります。

 

ベトナム人にとっては、フォーよりもブンのほうが慣れ親しんだ味で、スープに入れたり、炒めたり、つけ麺のようにしたりして食べます。

 

 

東南アジアには魅力的な麺料理がたくさん

 

他にも、インドネシアでは中華麺を「ミー」と呼び、焼きそばタイプの「ミーゴレン」や、スープに入れる「ミークワ」として食べています。

また、ミャンマーの代表料理「モヒンガー」は、米が原料の極細麺に魚介ベースのスープをかけて食べる麺料理。マレーシアでは米が原料の押し出し麺「ラクサ」が幅広く食べられています。

 

日本と同じくそば食文化があるのはブータン。

 

挽いたそば粉を水とともに練り、プッタと呼ばれる押し出し器に入れて麺状にし、切れないうちに素早く茹でて仕上げます。

バターと卵と薬味を合わせたソースに絡めたり、マスタードオイルをまぶして食べたりと、日本のそばとはひと味もふた味も違った味わいです。

 

 

欧米諸国の麺類はイタリア発祥のパスタがほとんど

 

一方ヨーロッパやアメリカでは、麺といえば小麦粉から作られる「パスタ」がほとんど。

とはいえスパゲティやタリアテッレ、マカロニやラビオリ、ニョッキなど、その種類はさまざまです。

また、フランスでは「ヌイユ」という卵麺も食べられています。

見た目はパスタと似ていますが、水を入れずに小麦粉と卵だけで練り上げられているのが特徴。

茹でるとモチモチっとした食感になります。

 

 

麺類の原料は小麦粉・米粉・そば粉・豆

 

小麦粉と卵で作った黄色い麺、小麦粉と水で作ったコシのある白い麺、米粉で作ったやわらかで喉越しのよい麺、そば粉の風味が楽しめる茶色い麺、緑豆で作った透明感のある細麺。世界の麺類は概ねこのどれかに当てはまるようです。

とくにアジアで食べられる麺類は多彩なので、ぜひ各地に旅行に行った際には試してみたいものですね。