そば湯は飲むべき?含まれる栄養やおいしい飲み方

そば湯は、そばを食べ終わった後の楽しみのひとつ。

ほんのり乳白色のゆで汁をつゆの中に入れ、ひと口飲むと、やさしいだしの風味とそばの香りが立ちのぼり、ほっとひと息つけます。

そんなそば湯、どのようなきっかけで飲まれるようになったのでしょうか。

経緯やそば湯のおいしい飲み方についてご紹介します。

 

そば湯は当たり前の文化ではない?

 

そば好きの間では、ざるそばやもりそばのシメにそば湯を嗜むことは常識です。

信州や関東などそば文化の盛んな地域で育った方も、そば湯を飲むのは当たり前ではないでしょうか。

けれども、そばよりうどん文化のほうが色濃い関西地方では、「そば湯」というものがそれほど浸透していないようです。

 

産経WESTの記事によると、街灯で30人に直撃した結果、ほぼ半数にあたる14人がそば湯についてはっきりとわかっていなかったのだとか

(参考url:https://www.sankei.com/west/news/170224/wst1702240008-n1.html)。

 

また、2016年11月には「そばの茹で汁を平気で飲む彼氏」というタイトルで匿名ブログが投稿され、話題になったことも。

短い文章なので全文を引用すると

「育ってきた環境の違いなのか、そばの茹で汁を飲む人をはじめてみた。そば湯だからと言うのだけど、茹で汁ごときを健康に良いといって平然と飲む姿を受け入れられそうにない。」とのこと

“そば湯を飲む”という行為に違和感を感じる人も少なからずいるようです。

 

そば湯が飲まれるようになった理由とは…

 

江戸時代に出版され、庶民の日常食糧について記した『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』にて、そば湯についての記述があります。

その内容はというと、「そばを食べ過ぎてもそば湯を飲むと食あたりしないで済む」。

さらに、その後出版されたそばの専門書『蕎麦全書』においても、信州ではそば湯は消化によく、江戸でそば湯を「信濃風」として提供したら喜ばれた、との記述がなされているそうです。

 

消化を促すためや流行りの一環として、そば湯が浸透していったようですね。

 

そば湯には栄養がたっぷり!

 

そばは良質な植物性たんぱく質を豊富に含むほか、体の発育に欠かせない必須アミノ酸もたっぷり。

さらにビタミンB1やB2、毛細血管を強くするルチンといった、さまざまな栄養素が含まれています。

けれどもそれらの栄養素は水溶性が多く、せっかく生そばにたっぷり含まれていてもゆでている際にお湯へと流れ出るのです。

つまりそばの麺だけを食べたとしても、そばの栄養を丸ごと取り入れらているかどうかは少し疑問が残ります。

そこでそば湯の登場です。

生そばから流れ出た栄養素を豊富に含んだお湯は、栄養の塊といっても過言ではありません。

そば湯を飲むことで、そばの栄養をあますところなく摂取! シメにはぜひ飲んでいただきたいところです。

 

そば湯のおいしい飲み方をご紹介

そば湯はそのままお湯の状態で飲むというより、残ったそばつゆに入れてだしの味わいを楽しみながら飲むのが一般的。

だしの味が少し薄いと感じたら、山椒やわさびなどの薬味を少しだけ入れるのがおすすめです。

だしに薬味の風味がプラスされ、ぐっと奥行きのある味わいへと変化します。

 

裏ワザは、何と言っても「焼酎のそば湯割り」です。焼酎を割るお湯をそば湯に替えてみてはいかがでしょうか?

そば湯のとろみが焼酎の口当たりをまろやかにし、身体もより温まった気がします。

ダシはお好みでお使いください。

そば湯は、そばと一緒に提供されたりそばを食べ終わった頃に提供されたりと、お店によってさまざまです。

そば湯が出てこない店舗もあるので、その場合は「そば湯はありますか?」と聞いてみるといいでしょう。

 

だしのおいしさととろみのある食感が楽しめるそば湯。

ほっこり体もあたたまり、しみじみするおいしさです。

そばを食べた後にはぜひそば湯も一緒に飲んで、おいしさと健康効果をしっかり享受しましょう!