世界に見る「そば文化」。日本だけじゃなかった!?

そば畑

世界に見る「そば文化」。日本だけじゃなかった!?

 

日本人にとって当たり前の存在である「そば」。

 

うどんやそうめん、中華麺、パスタなどと並び、定番の味わいのひとつですが、一方で世界でのそば文化はどのようなものなのでしょうか。

世界に見るそばの歴史や発展などを調べました。

 

そばはもともと大陸から伝わった

 

日本で広く食べられ、その土地独自の進化も遂げているそばではありますが、実は日本原産の植物ではないことをご存知でしょうか?

 

もともと中国雲南省からヒマラヤあたりが原産といわれていて、そこから日本に伝来してきたとされています。

というわけで、意外なことにそば食文化は日本だけでなく世界中で見ることができます。

 

「健康パワーが飛び抜けている!韃靼そばのうれしい効能と食べ方」はこちら

 

 

原産地である中国雲南省のそばといえば、「韃靼そば」が有名です。

 

韃靼そばとは一般的に食べられるそばよりも苦味が強く、その分ルチンが豊富で、ここ最近は健康食としても注目を集めているおそばのこと。

雲南省では韃靼そばを粉にして水で練り上げ、クレープ状にして食べたり、手もみして麺状にしスープをかけて食べたりしているのだそうです。

 

「地方によってかなり違う!「そば文化」か「うどん文化」。あなたはどっち?」はこちら

 

 

朝鮮半島で見られるそば文化

 

中国と近い朝鮮半島でもそば食文化を垣間見ることができます。

 

代表的なのは、北朝鮮の首都の名前がついた「平壌冷麺」。

北朝鮮の国土は約5分の1が山地であり、厳しい気候もあって農作物が育つには厳しい環境のよう。

けれどもそばであれば痩せた土地でも育つとあって、古くから盛んに栽培されていたようです。

 

そんな経緯もあり、韓国をはじめさまざまな土地で食べられる冷麺の麺にもそば粉が入れられているのが特徴。

黒みがかった麺は細めに切られ、ツルツルとした喉越しが楽しめるようです。

 

 

また韓国では、冬季オリンピックの開催地として有名になった「ピョンチャン」がそばの原産地として有名で、そば粉入りの冷麺のほか、そばチヂミやそばせんべいなども食べられるのだとか。

 

またピョンチャン群のポンピョンミョンという地域がとくにそばの本場として知られ、9月には毎年「そばの花祝祭」が開かれるのだそうです。

 

「世界ではどんな麺類が食べられているのか?」はこちら

 

ヨーロッパで見られるそば文化

 

原産国・中国から離れたヨーロッパでも、そば食文化が見られます。

その代表が、フランスで食べられる「ガレット」。

 

フランス北西部のブルターニュ地方は雨が多く湿気も高い気候のため、小麦よりもそばの栽培が適していたことからそば文化が発達していったよう。

 

ガレットの歴史はなんと紀元前7000年にまで遡り、あるひとりの女性が太陽で熱せられた平らな石の上に、そば粉のおかゆをこぼしたことが始まりと伝わっているのだそうです。

 

その後、ルイ13世の妻・アンヌ王妃がガレットを気に入り、フランス全土に広がっていったようです。

 

またイタリアはそばのことを「グラノサラチェーノ」と呼び、小麦で作られたパスタのように、そば粉のパスタ「ピッツォッケリ」というそばパスタもあります。

 

こちらは日本の二八そばと同じくそば粉8、小麦粉2の割合で作られていることが多く、平打ちで、一般的なパスタよりも長さが短いのが特徴です。

 

「二八そばがおいしいワケは?名称の由来にも迫る」はこちら

 

 

さらにスロベニアのそば消費量はなんと日本より多く、現地の方々は毎日そばを食べているのだとか。

 

食べ方は粉にして牛乳と一緒に飲むほか、パンやケーキの材料にしたり、そばの実を揚げて食べたりもされるようですよ。

 

 

さまざまな国でそば文化がしっかりと根付いていることは、とっても興味深いですね。

 

機会があればいろんな国のそば料理を食べてみたいものです!