そばの薬味でもあるわさび 実は健康に絶大な効能が!

薬味 わさび

わさびは、ねぎや大根おろしとともにそばに欠かせない薬味のひとつ。

 

そばにわさびをのせてずるっとすすれば、ツンとくる辛味とそばの力強い風味が絶妙にマッチするものです。

 

今回はそばの薬味としてわさびが用いられるようになった理由や、わさびのうれしい健康効果などをご紹介します。

 

そばの薬味にわさびは定番?

 

ねぎや大根おろしなど、そばに添えられる薬味はさまざまなものがあります。

 

ねぎは、存在を主張しながらもそばにほどよく寄り添って、風味をぐっと引き上げてくれるもの。

 

大根おろしはちょうどいい辛味がそばの繊細な味わいにぴったりです。

 

「そばの薬味「大根おろし」!消化を促し胃もたれも軽減」はこちら

 

そんな中、そばの定番薬味のひとつであるわさびはツンとした香りが鼻から大胆に抜けるため、

 

そばと寄り添うというイメージよりも“そばをまた違った風味に仕上げてくれる薬味”というイメージ。

 

ねぎや大根おろしで食べるそばより、少しテイストの異なる特別なそばを食べている感覚になるものです。

 

今回はそばの薬味としてわさびが用いられるようになった理由や、わさびのうれしい健康効果などをご紹介します。

 

そばの薬味としてわさびが使われるようになった理由

 

現在、わさびはつめたいお蕎麦の薬味として定番のイメージがありますが、わさびがじつはそばの薬味として使われ始めたのにはいくつかの理由があるようです。

 

まずひとつめは、江戸中期のそばの専門書『蕎麦全書』に書かれていたことに由来します。

 

『蕎麦全書』では薬味について「大根おろしのしぼり汁が最も適している」と書かれています。

 

そのしぼり汁がない場合に「代用としてわさびを使う」と明言。

 

わさびの辛味は、大根おろしの辛味の代用という考え方だったのがうかがえます。

 

ふたつめは、わさびでそばつゆの臭みを消していた説。

 

そばつゆに使われるだしは、鰹節など魚のだしを使うことで魚介特有の奥深いうまみがアップします。

 

しかし、当時は臭みを取る技術が今ほど発達していなかったのか、魚系のだしを使えば特有の臭みも出てしまっていたよう。

 

わさびのツンとした辛味をプラスすることでそばつゆの臭みがそれほど際立たず、おいしくそばつゆがいただけたようです。

 

 

わさびの栄養は?

わさびには、カリウム、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB1、リンが含まれています。

わさびは野菜ですので、ビタミンやミネラルが豊富です。

わさびが体に良いといわれているのは、栄養素だけではなく効能といわれています。

 

 

健康効果絶大!わさびのうれしい効能

わさびには、「本わさび」と「西洋わさび(ホースラディッシュ)」という種類があり、そばに使われているわさびは日本が原産の「本わさび」のことを指します。

わさびは、飛鳥時代や平安時代の文献にも薬草として用いられていたと書かれているほど、日本人にとって馴染み深い食べ物です。

 

とくに抗菌効果が高く、さしみや寿司などと一緒に添えられるのは味のアクセントとしてはもちろん、腐りにくくする、という意味も込められています。

 

 

わさびの効能 

1.抗菌・殺菌・抗虫作用

わさびの主な辛味成分であるアリルイソチオシアネートに殺菌作用があり、菌の他、寄生虫やカビ予防にも効果があるといわれています。

◯さしみの薬味がわさびの理由

ピリッとした薬味としての役割の他に、生魚に付いている菌や寄生虫の予防でもあります。

◯口臭予防にも

 口臭の原因の一つが菌といわれているため、口の中の雑菌などによる口臭は改善できるといわれています。

さらに気になる口臭も予防してくれるようで、食べるだけで得することがたくさんあります。

 

 

  1. メチルスルフィニルへキシルイソチオシアネートの効果

肝臓の解毒代謝酵素を活性化させる作用があるため、様々な効果があるといわれています。

◯解毒作用

 肝臓で活性化された解毒代謝酵素により、異物を無毒化し体外へ排出しやすくする作用があります。

 解毒代謝酵素は、発がん性物質も分解するといわれているため、注目したい作用です。

 

◯さらさら血液に

わさびを5g食べた後、血流が1.5倍に増えるともいわれています。

血流が関係する病気は、血栓や脳梗塞、動脈硬化など。これらは、血液がドロドロで流れにくい場合に起こるものです。血液がさらさらになるとこれらの病気にかかりにくいといわれています。

 

◯抗酸化作用

 活性酸素やピロリ菌の増殖を抑えてくれます。

 活性酸素は、こちらもがんの原因のひとつといわれています。

そのほかにも、抗酸化作用や体の中の有害物質を排除する解毒作用、発ガン抑制作用、花粉症の症状緩和作用など、うれしい健康効果がたっぷり!

 

 

ただ、この健康効果を得られるのは生のわさびをすりおろしたときだけ。

 

チューブ入りのわさびだと食品添加物が多く含まれるため、健康成分がしっかりと摂取できないのだそうです。

 

「そばの薬味「もみじおろし」。おいしくて健康効果もたっぷり?」はこちら

 

 

 

 

生のわさびをすりおろして食べよう

 

わさびは、根茎の部分をおろし器ですって作ります。

 

すりおろすことで細胞が壊れ辛味成分が生まれ、同時に香りも強くなって独特のツンとした風味が楽しめるようになります。

 

なお、わさびは細かくすりおろせばすりおろすだけ、辛味が引き出されて薬味としてよりおいしくなります。

 

ですから、一般的なおろし器よりもサメ皮で作ったおろし器がベスト。

 

このときに砂糖をおろし器にのせて一緒にすりおろすと、わさびのアクがほどよく抜けてより風味豊かになります。

 

ワサビとおろし器

 

りおろした生のわさびをそばにのせて、つるり!

 

ツンとした独特の香りに食欲がぐんと刺激されます。

健康効果も豊富なわさびを薬味にして、おいしく健康的にそばをいただきましょう!