変化を遂げてきたおそばの歴史。人気のない食べ物から縁起物へ! 

そば 歴史

 

変化を遂げてきたおそばの歴史。人気のない食べ物から縁起物へ!

 

 

食べ歩きが高じて手打ちを始める人も多いおそば。

 

滋味深い味わいがクセになると、多くの人から愛されています。

 

そんなそばの歴史を振り返ると、さまざまな変化や進化が垣間見えます。

ぜひ、奥深いそばの歴史に触れてみてください。

 

 

貴族たちからは敬遠されていたそば

 

そばの歴史はとても長く、記録によると縄文時代から食べられていたとのこと。

種まきをしてから数ヶ月で収穫できますし、痩せた土地でもぐんぐん育ってくれるので、古代の人たちも重宝したのではないでしょうか。

 

それから時を経て平安時代にもそばは食べられていましたが、現代のように“おいしいもの”ではなく、何も採れない時の“非常食”という認識。

 

貴族などからは好かれていない、人気のない食べ物でした。

 

その後、鎌倉時代にはそばの実を挽く技術が伝わり、そば粉にお湯を入れて練る「そばがき」が誕生します。

この「そばがき」こそが、そばの食べ方として 長く親しまれていたもの。

 

「そばもち」や「そば饅頭」など「そばがき」の発展系も生まれていきました。

 

麺状のそばは江戸時代に誕生

 

 

今のような麺状のそばが食べられるようになったのは、江戸時代から。

 

「そばがき」を包丁で切ることから「そば切り」と名付けられ、「そばがき」よりも親しまれるようになります。

 

次第に、そば粉だけでなく小麦粉を混ぜるなど、つなぎに工夫を施すように。

 

そば粉のみで作られるおそばは「十割」、小麦粉とそば粉を2:8にする「二八」など、バリエーションも豊富になっていきます。

 

そして江戸時代に誕生したおそば屋さんもどんどん数が増え、庶民の食べものとして広まっていったのだそうです。

 

縁起物として用いられるように

 

 

庶民に親しまれる一方で、おそばには“縁起物”という側面もあります。

晦日=毎月末日に食べる「晦日そば」や、大晦日の「年越しそば」、

“そばに参りました”の意味を込めて贈る「引っ越しそば」などですね。

 

単なる“非常食”としてあまり見向きもされてこなかった歴史を経て、今では“縁起物”としてありがたがられる存在となったそば。

 

さらに、現代では庶民的なおそば屋さんから趣味人が好むこだわりのそば切り店まで、さまざまな楽しみ方があります。

 

そばの歴史を振り返ると、技術の進歩や意識の変化などがつぶさに感じられ、なんとも感慨深い気持ちになるもの。

ぜひ歴史を感じながら、とっておきのおそばを味わってみてください。

 

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