新そばの季節が待ち遠しい!新そばのおいしい時期はいつが良い?

新そば

新米、新じゃが、新玉ねぎ……世の中には“新”とつく食材がたくさんあり、いずれもとってもおいしいですよね。

 

新そばもまた同様で、通常のそばとはまた違った風味が味わえるおいしいそば。

 

「新そばっていつ食べられるの?」そんな疑問にお答えします!

 

新そばとはどういうもの?

 

新そばとは、そばの実が収穫されてから1、2ヶ月で提供されるそばのことを指します。

一般的なのは10〜12月、秋から冬にかけて収穫されたそばの実で打つそば。

だいたい年内収穫のそばは新そばとして提供されているようです。

 

新そばの魅力は、色・味・香りの3つの要素がぐっと優れていること。

収穫されたばかりのそばの実なので、長期間置いたものと比べると劣化が少なく、香りも十分に含んで色も味もぎゅっと濃厚というわけです。

 

江戸時代から新そばの時期には多くのそば店にて香り高いそばが提供され、人気を博していたよう。

新そばのおいしさで一句詠む人も多かったようで、江戸の人たちを虜にしていたことがうかがえます。

 

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では新そば以外の時期にはそれほどおいしくないのか…?

 

と疑問を持たれるかもしれませんが、現代はそばの保管技術も進化。

 

高性能な冷蔵庫などもちろんなかった江戸時代には、新そばとそれ以外のそばにかなり風味の違いがあったようですが、現代では、新そば以外のそばもおいしく食べられるようになりました。

 

「そばと日本文化。江戸時代から現代へ育まれた豊かな文化」はこちら

 

 

夏に採れる新そば「夏新」もうまい

 

そばは、秋の時期に加えて夏にも収穫時期を迎え、秋の新そばと区別すべく「夏新」と呼ばれています。

 

この夏新、実はおいしくないというのが定説でした。

というのも、そばの実がおいしく育つ環境は昼夜の寒暖差が10℃以上あり、かつ日中の外気温も25℃程度の過ごしやすい気候が良いとされているからです。

 

夏だとそれほど寒暖差はなく外気温も高すぎるため、そばには適さないと言われてきました。

 

ただ、ここ最近では品質の良い夏の新そばを作ろうという試みが行われ、そばの栽培方法も進化。

つい敬遠されがちな夏新も、生産者のさまざまな努力を経てぐっとおいしくなっています。

 

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新そばの時期には各地でさまざまなイベントが開催

 

秋が近づくと、新そばの収穫を記念して「新そばまつり」や新そばにまつわるイベントが各地で行われます。

信州・松本で開催されるそば祭りでは、長野をはじめそば処の手打ちそばが味わえ、15万人以上も動員。

厳選されたそば店の手打ちそばが一堂に会するとあって、大盛況のようです。

 

 

出雲でも新そばまつりは開催され、「出雲そば旅」では、新そばが食べられるのはもちろん、スタンプラリーやそば打ち体験などさまざまな催しが行われて大盛り上がり。

また「奥出雲そば街道 新そばまつり」ではそば打ちグループによる実演販売などを行っています。

 

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保管方法が進化し、新そばでなくてもおいしいおそばが食べられるようになりましたが、やっぱり秋に収穫する新そばはまた格別なおいしさです。

 

風味も香りも抜群のそばは、ぜひ冷たいざるそばやもりそばで、つるつるっと食べたいところ。

 

新そばの味わいに想いを馳せながら、秋の到来を待ちましょう!