お土産に最適!出雲を代表するそばのひとつ「割子そば」。丸い漆器で供され、食べ方も特徴的 割子そば

割子そば

 

出雲を代表するそばのひとつ「割子そば」。

丸い漆器で供され、食べ方も特徴的

 

出雲そばには大きくわけて「割子そば」「釜揚げそば」の2種類の食べ方があります。

 

割子そばが冷たく、釜揚げそばがあたたかいおそばで、どちらも昔から親しまれてきた伝統的な食べ方。

 

出雲に住む人たちも、この2種類のおそばが大好きです。

 

今回は、冷たいおそばの代表格・割子そばについてご紹介したいと思います。

 

 

割子そばってどんなおそば?

 

 

出雲のそば店で割子そばをオーダーすると、多くのお店は3段重ねになった丸い漆器にそばが盛られて提供されます。

 

一般的なざるそばなら、そばつゆが入った器にそばをつけてずるっといただきますが、割子そばはそうではありません。

そばつゆは土瓶や徳利などに入っており、漆器に盛られたそばにダイレクトにつゆをかけていただきます。

 

このとき、ねぎや鰹節、のりなどの薬味も器に入れて一緒に食べるのがポイント。

 

1段目のそばを食べ終わったら、残ったつゆや薬味は2段目に移しかけ、好みに応じてつゆや薬味を追加。

 

2段目が食べ終われば3段目に移しかけ、同様にしていただきます。

 

つゆをたくさんかけすぎず、そば粉本来の風味を味わいながらいただくのがおすすめの食べ方です。

 

 

割子そばが普及した歴史

 

 

 

このような食べ方が根付いた理由を探ると、江戸時代にまで遡ります。

 

痩せた土地でも栽培できるそばは、出雲地方でも作られるようになりそばの栽培が発達。

 

その後、出雲大社をはじめとする奥の院のお詣りの際にそば屋でそばを食べることが定番化し、そば食文化が庶民に広く親しまれていったようです。

 

そんな中、松江の城下町では野外でもそばを食べるようになり、その際四角い重箱にそばを入れて持ち運んでいたのだそう。

 

当時、この重箱のことを「割子」と呼んでおり、これが割子そばの原型となりました。

 

本来なら四角い割子が用いられるところですが、1907年頃、四角い割子だと四隅が洗いにくく衛生面で問題があると懸念した松江警察署長の発議により、今日のような丸型の漆器に変わったとされています。

 

 

割子そばにまつわるトリビア

 

 

割子そばは“わりこそば”ではなく“わりごそば”と読みます。

 

 

わりごとは、食べ物を入れて持ち運ぶ容器のことで「破子」や「破籠」と書く場合もあるようですが、島根では「割子」と書くことが根付いています。

 

また、割子そばは3段が基本で、器は“枚”で数えます。

 

基本の3枚で足りなければ1枚ずつ追加できるそば店も多いです。

食べ終わったら、つゆで味付けしたそば湯でシメるのがいちばん。

そばの濃厚な風味とだしの香りを存分に味わいましょう。

 

割子そばは出雲地方のそば屋さんはもちろん、島根県各地で気軽に食べることができます。

 

ふらっと入った町のおそば屋さんでも、行列ができる有名おそば屋さんでも食べられ、私たちにとってとても身近にあるおそば

 

出雲そばならではの力強いそばの風味を感じながら、薬味とつゆでずずずっとおいしく食べてみてください!

 

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