家庭でも試したい!出雲そばの特徴的な食べ方とは?

出雲そば

日本三大そばのひとつ「出雲そば」。

 

有名であることは知っているけれど、具体的にどのようなものが出雲そばと定義づけられているか、詳しいことはわからないという人も多いのではないでしょうか?

 

今回はそんな出雲そばについて、改めてその特徴と食べ方についてご紹介していきます!

 

 

出雲そばの特徴って?

出雲そばとは出雲大社のお膝元、島根県出雲地方の食文化を指します。

 

出雲そばのそば粉は黒っぽいのが特徴で、これはそば殻のついた「玄そば」をそのまま挽き込むことにあります。

これによりそばの香りがぐっと際立ち、またそば殻などに含まれる栄養も一緒にとれるとあって、多くの人から支持されているのです。

 

 

ただし明確な定義はとくになく、挽きぐるみ製法で作られていないそばでも「出雲そば」として販売されている場合もあります。

また十割そばや二八そばでなくてはならない、というようなこともなく、店によって独自の配合やそば粉で作られています。

 

出雲地方で食べられたり作られたりしているそばを、広く「出雲そば」とする、という認識で問題なさそうです。

 

「歴史ある出雲そば。その始まりと発展した理由は?」はこちら

 

出雲そばの食べ方は2種類あり!

 

「出雲を代表するそばのひとつ「割子そば」。丸い漆器で供され、食べ方も特徴的」はこちら

 

そんな出雲そばには、2つの特徴的な食べ方があります。ひとつが「割子そば」、もうひとつが「釜揚げそば」です。

 

割子そばの食べ方

 

どちらかといえば、全国的には「割子そば」のほうがよく知られているかもしれません。

 

これは三段の丸くて赤い器にそばを入れて食べるものです。

 

そばの上に薬味を盛っていることが多く、とろろやのり、ネギなど、一段ずつ異なる薬味で味わいの変化を楽しむのもまた楽しいです。

 

つゆは土瓶のような容器に入っていて、食べるときには丸い器に直接つゆをかけます。

一段食べ終わって器の中につゆや薬味が残っていたら、二段目につゆと薬味移し、さらに追加のつゆをかけます。

 

三段目も同じようにして食べるのが割子そば流の食べ方となっています。

 

最後にはそばのゆで汁に残ったつゆを入れて、そば湯としていただきましょう。

 

 

この食べ方が一般的になったのは江戸時代のこと。

 

松江の城下町にて野外でそばを食べる風習があり、その際に重箱にそばを入れて持ち運んでいたことに由来します。

時を経て、四角い重箱だと角が洗いにくく不衛生であることが懸念され、現在のような丸い器へと変化していきました。

 

 

釜揚げそばの食べ方

「出雲大社参拝の歴史と寄り添う「釜揚げそば」。香りも風味も抜群のアツアツな一杯!」はこちら

 

 

一方「釜揚げそば」とは、茹で上げたそばを冷水で締めずそのまま器に盛り、そば湯とそばつゆをぶっかけて食べるそばのこと。

 

とろみのかかったそば湯がそばによく絡んでおいしくいただけるうえ、そばの栄養が溶け出したそば湯も丸ごといただけるとあって、健康食としても人気です。

 

またそばつゆの量は自分で調節できるので、好みの濃さで食べられるのもうれしいポイントです。

 

 

これはもともと、全国の神々が出雲大社へと集まる神在月にて、参拝客を目当てにしたそばの屋台が考案したものと言われています。

 

屋台のため、茹で上げたそばを都度洗うのが困難だったため、直接器に入れて食べていたことが今に伝わり、代表的な出雲そばとしても知られるようになったのだそうです。

 

 

割子そばも釜揚げそばも、出雲エリア発信のそばとして多くの人に親しまれています。

 

 

出雲エリアのそば店でも食べられるほか、釜揚げそばなら手間なく作れるので、ぜひご自宅で出雲そばを召し上がってみてはいかがでしょう。