出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その5【全5回】

出雲大社 参拝

出雲大社 参拝の心得 その5

神楽殿→出雲そば[御師についても]

 

出雲大社で縁結びのご利益を授かるための正しい参拝方法を全5回でご紹介している中で、今回は最後となる「5回目」です。

 

残すところは、出雲大社の象徴でもある巨大しめ縄のある「神楽殿」での参拝。

 

さらに、出雲そばと出雲大社の関係についても紐解いていきます。

 

 

⑪神楽殿を参拝する

 

本殿の西側に設けられた参拝所を参拝し、順路に沿って進み、西側に折れると

大注連縄で有名な「神楽殿」が目に入ってきます。

 

 

最後は、神楽殿に参拝して出雲大社の荘厳な雰囲気に改めて触れましょう。

 

そこには、日本最大級の大しめ縄があり、迫力のある風景に心が引き締まります。

 

大しめ縄の下にて2礼4拍手1礼で参拝すれば、気持ちも新たになることでしょう。

 

 

神楽殿は、もともと出雲大社宮司家である千家國造(いずもこくそう)家の大広間として使用されていた場所です。

現在では國造家の大広間として、また出雲大社の神楽殿として、祈祷や結婚式など、さまざまな祭事や行事が執り行われています。

 

大しめ縄のほか、ステンドグラスを用いた装飾など神社建築としては珍しい佇まいが魅力で、さらに大広間は270畳の広さを誇ります。

 

 

出雲大社の大しめ縄の作り方

 

ここで大しめ縄について少しご紹介しましょう。

 

大しめ縄は数年ごとに交換される決まりとなっており、新しいしめ縄は島根県飯南町にて1年以上の時間と約1000人の町民によって作られています。

 

大しめ縄の材料であるワラは、じつは米ではなく「赤穂餅」というもち米。

 

脂分をしっかりと蓄えた赤穂米のワラは、しなやかで強く、色艶もいいことから大しめ縄の材料として使われるようになりました。

なお、稲穂が実る前にワラを収穫し、乾燥させて使います。

 

しめ縄の中芯は赤穂米のワラと飯南町産コシヒカリのワラも使用され、直径30cmほどの長い束を何本も作って形作っていきます。

 

この中芯を作るのになんと1ヶ月以上かかるというから驚きです。

 

また大しめ縄の飾りである円錐形の「〆の子(しめのこ)」も大きく、大しめ縄の姿形が決まる重要な要素とあって、熟練した職人が丁寧に仕上げていきます。

 

それぞれの材料が整ったら、いよいよ「大撚り合わせ」といわれる作業に入っていきます。

 

クレーン2台で持ち上げつつ、人の力で転がしながら撚り合わせる作業はなんと総勢80人、約5時間にも及びます。

 

最後には古い大しめ縄が取り外され、新しいものを神楽殿の梁に吊り下げて終了。

 

出雲大社の神職が紙垂を取り付けて奉納となります。

 

 

出雲そばを食べよう

 

出雲大社エリアの名物といえば、やっぱり出雲そば!

 

出雲大社へと続く「神門通り」や「神迎の道」にもたくさんのおそば屋さんが軒を連ねているので、ぜひおいしい出雲そばを召し上がってください。

 

ちなみに、どうして「出雲大社といえば出雲そば」という認識が全国的になったか、ということについてご存知でしょうか?

歴史を紐解いていくと、それは“御師(おし/おんし)”と呼ばれる人の力が大きいようです。

 

御師とは特定の神社に所属し、参拝者を案内して参拝や宿泊などの世話をする人のことで、今でいうツアーコンダクターのような存在です。

 

出雲大社の御師たちは、当時出雲で盛んに栽培され食べられていたそばに目をつけ、

 

「参拝の際には出雲そばを1杯無料で差し上げます」

 

というチケットのようなものを作り、全国的に出雲大社を宣伝したようです。

 

こうして日本全国に出雲大社という存在が広まり、加えて出雲そばも有名になったのでした。

 

 

全5回にわたってご紹介してきた出雲大社の参拝方法。

地元に住む私たちにとっては当たり前のことですが、他府県の方は初めて知ることも多かったのではないでしょうか。

正しい参拝方法でお参りし、縁結びのご利益をあますところなく授かりたいものですね!

 

 

「出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その4」はこちら

(山の岩肌→拝礼所)

 

 

「出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その1」はこちら

(神門通り→稲佐の浜→鳥居・参道)