
出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その4【全5回】
出雲大社 参拝の心得 その4
山の岩肌→拝礼所
出雲大社で縁結びのご利益を授かるための正しい参拝方法を全5回でご紹介している中で、今回は「4回目」になります。
1〜3回では、稲佐の浜で砂を頂いて、祓社、拝殿、本殿、十九社、素鵞社と参拝し、素鵞社にて稲佐の浜で頂いた砂を奉納するところまでお伝えしました。
残すところあと少し! 今回は素鵞社の続きからスタートです。
⑨素鵞社の裏手から八雲山に触れる
神様が宿るといわれる場所が出雲大社のすぐそばにあります。
それが「八雲山(やくもやま)」と呼ばれる山。
出雲大社の神体山とされ、足を踏み入れることはよくないとして「禁足地」となっています。
素鵞社はそんな神秘的な八雲山の山裾にあり、その息吹をわずかでも感じられる場所としても知られています。
素鵞社の裏側にある八雲山、その一部である大きな岩には触れることが許されています。
ぜひ岩肌に触れてパワーをいただきましょう。
なお岩には大きな裂け目があり、ここからパワーが吹き出しているともいわれています。
神秘的なエネルギーに満ちた裂け目に、ぜひダイレクトに触って何か見えざるものを感じ取ってみてください。
⑩小さな参拝所でお参りを
八雲山の山裾に触れた後は、引き続き反時計回りに歩いていきます。
すると、御本殿西側に小さな賽銭箱と参拝所が見えてくるかと思います。
少し見落としがちなのですが、この参拝所が神様にいちばん願いが届きやすいといわれている場所です。
というのも御本殿に祀られる御祭神が西向きのため、西側にあるこの拝礼所が御祭神にとっての正面となるからです。
ぜひ忘れずに2礼4拍手1礼で参拝しましょう。
ちなみに御祭神がなぜ西向きで祀られているのかは、じつははっきりとわかっていません。
ひとつの説として、御本殿の西側には稲佐の浜があるから、というものがあります。
これは神在月にさまざまな神々が稲佐の浜からおいでになるため、神をお迎えするために御祭神も西を向いているという理屈です。
こういった豆知識などをガイドさんに教えてもらいながら参拝できる「定時ガイド」も用意されているので、利用すればより一層出雲大社が理解できるかと思います。
定時ガイドでは10:00〜、13:00〜、15:00〜の1日3回、約1.5kmの道を1人500円(90分)で案内してもらえます。
出雲大社はどうして縁結びの御利益があるのか、なぜあちこち大きいのかなど、気になる疑問にも答えてもらえるので、ぜひ利用してみてはいかがでしょう。
素鵞社と小さな参拝所を参拝した次は、昭和56年に造営され、祭典・祈願・結婚式なども行われる「神楽殿」があります。
出雲大社でお馴染みの巨大なしめ縄のある社で、こちらもぜひ参拝しておきたいところ。
神楽殿については第5回でご紹介したいと思います。
次回、
「出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その5」はこちら
(神楽殿→出雲そば[御師についても])
「出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その3」はこちら
(本殿→十九社→素鵞社)
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