出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その3【全5回】

出雲大社 参拝の心得 その3

本殿→十九社→素鵞社

 

出雲大社で縁結びのご利益を授かるための正しい参拝方法を全5回でご紹介している中で、今回は「3回目」になります。

 

1回目、2回目では、出雲大社駅から稲佐の浜で砂を頂き、参道を通って祓社で身を清め、拝殿へお参りするまでをご紹介しました。

 

今回はいよいよ御本殿へと向かいます。

 

 

 

⑥御本殿を参拝

 

拝殿を参拝した後は、御本殿に最も近づける門「八足門」から御本殿を参拝します。

 

なお一般的に「御本殿」というのは御祭神が祀られる場所。

 

尊い神が鎮座されている場所であるため直接目で見てはいけないことになっており、基本的には扉は閉められています。

 

 

出雲大社の御本殿は「天下無双の大廈」と称され、二つと同じものがない壮大な神殿といわれています。

 

御本殿の高さは約24mにもおよび、日本最古の神社建築様式である「大社造」を採用。

 

9本の柱で支えられ、その中心は心御柱と称する太柱で、正面向かって右側の側柱との間は板壁となっています。

 

この壁の奥に御祭神である大国主大神が鎮座されている、御内殿があります。

 

そして、御内殿は御本殿と同じ南向きではなく西向きとなっています。

 

 

 

⑦反時計回りで十九社へ

 

御本殿の周辺には大小さまざまな社があり、それぞれ神様が祀られています。

 

八足門で参拝した後には周囲の社も回って参拝しましょう。

 

その際、反時計回りで参拝して回るのがよいとされています。

 

この理由には諸説ありますが、御内殿が西向きであり、御祭神の下座から左向きに回ることがよいとされているから、というものが有力です。

 

 

八足門から反時計回りで最初に現れるのが「十九社(じゅうくしゃ)」。

 

東側は「東十九社」、反対の西側には「西十九社」となっています。

 

ここは神在月に出雲大社に集まられた神々の宿となる社です。

 

十九社におられる神様は、その間に縁結びの相手を決めてくれるといわれていますので、神在月にご参拝の方は、ぜひ熱心にお参りをしておきたいところですね。

 

 

十九社の後に見えてくるのは「釜社(かまのやしろ)」。

 

お稲荷さんとして信仰されている宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)が祀られています。

 

食物を司る神様ですので、こちらにもしっかり参拝して、食物との縁を繋ぎましょう。

 

 

 

⑧御本殿後方「素鵞社(そがのやしろ)」を参拝

 

そして、御本殿の後方にまわると、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る社「素鵞社」が現れます。

 

御本殿後方の一段高いところに祀られ、強いご神気を感じる場所といわれています。

 

 

なお、現在の出雲大社の御祭神は先ほどお伝えした通り大国主大神ですが、素戔嗚尊が御祭神の時代もじつはあったようです。

 

創建時は大国主大神であったことは間違いなさそうなのですが、1666年に寄進された銅鳥居に刻まれた銘を見ると素戔嗚尊が御祭神であった記載がなされています。

 

なお、いつから切り替わったかははっきりとわかっていないようですね。

 

 

素鵞社で参拝したら、周囲を散策しましょう。

 

その際、社の横側から社殿の下部分を見ると砂が入った木箱が見つかるかと思います。

 

 

ここで、その1の記事の「②稲佐の浜で砂を頂く」において頂いてきた砂の出番です。

 

②の砂を木箱の中に入れて奉納したら、別の場所から再び砂を頂きます。

 

②の工程を飛ばして砂を頂くだけはマナー違反であり、正しい参拝方法でもありません。

 

くれぐれも稲佐の浜で頂いてきた砂と”交換”するようにしましょう。

 

 

次回、

「出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その4」はこちら

(山の岩肌→拝礼所)

 

 

「出雲大社、縁結びのご利益を授かる参拝の心得~その2」はこちら

(祓の社[参拝方法について]→拝殿)