毎日の食事と添加物との上手な付き合い方。超加工品って?

毎日の食事と添加物との上手な付き合い方。
超加工食品にもご注意を!
おいしく食事を楽しむために用いられる食品添加物。
長期保存ができたり、色・香りをよくしたり、舌触りを滑らかにしたりと、さまざまな利点があります。
ただし、毎日食べていいものかどうかは気になるところ。
毎日の食事における、食品添加物との向き合い方についてご紹介します。
「食品添加物とは?知っているようで知らない添加物の本当のところ」はこちら
毎日の食事に取り入れてもいいものか
コンビニのお弁当やレトルト食品、お湯を注いですぐに出来上がるインスタント食品などはとっても便利で、毎日の食生活を助けてくれるものではあります。
本来なら長期間保存ができず、すぐに食べ切らなければならなかったものが、今では半年でも1年でも保存でき、手軽に食卓に並ぶようになりました。
食品添加物は厚生労働省が定めた規定に基づき使用されているものなので、基本的には安全に食べることができるといわれています。
ただし、「超加工食品」といわれる食品には注意したほうがいいという説が出てきています。
超加工食品には気をつけておきたい
超加工食品とは、ブラジル・サンパウロ大学 公衆衛生学部の研究者らが考案した食品分類法の中で、もっとも加工程度が高い食品のこと。
5種類以上の素材を含み、工業的に成形されたものを指しています。
超加工食品の一例は、炭酸飲料やマーガリン、ケーキミックスやインスタントのスープなど。
複数の食品添加物を使用することで、健康を脅かす可能性が高いのだそうです。
フランスでは超加工食品と健康との関連性が調べられ、死亡リスクやがんリスクとの関連性を示す結果が発表されているとのことです。
超加工食品を毎日摂るのは控えたいところ
小さなお子様がいるご家庭では、食品添加物の多い超加工食品は避けておきたいものです。
また妊娠中の方や、認知機能が低下してくる50代以降の方も、超加工食品ではないものを選びたいです。
日本には古くから加工食品として納豆や味噌、醤油などが食べられ、ヘルシーかつ健康にも良いとされていました。
けれども、そんな加工食品にも食品添加物はたくさん入っているのが現実です。
味噌ひとつとっても、ある商品は「国産大麦」「国産大豆」「食塩」だけでできているのに対し、ある商品は「酵母エキス」や「かつおぶしエキス」「たんぱく加水分解物」「アミノ酸等」など、さまざまな食品添加物が加えられていたりします。
食品添加物は商品パッケージに記載している「原材料」に必ず表示があるので、購入時には必ずチェックして添加物の少ない食品を選ぶようにしましょう。
ただし、気にしすぎてナーバスになりすぎるのもあまりよくないので、どちらか迷ったら添加物の少ないほうを購入する、ぐらいの気軽な気持ちで始めてみるのが良さそうです。
「食品添加物の安全性や表示方法を知って安心できる食生活を!」はこちら
コンビニのおにぎりやお弁当、インスタント食品を摂るより、野菜や肉・魚を使って添加物の少ない調味料で料理するほうが体にはぐんとやさしいです。
毎日の食事で人の体や脳が作られていくことを改めて意識し、安全な食事を心がけていきたいですね。