地方によってかなり違う!「そば文化」か「うどん文化」。あなたはどっち?

日本における麺の好みは、そば好きかうどん好きかに分かれるのではないでしょうか。

 

大衆的なおそば屋さんでも麺をそばからうどんに変更できるケースも多く見られ、日本に住む人にとって、自分はそば派かうどん派かを認識している人は多いはず!

 

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南北に長い日本ならではの食文化

 

日本はよく”小さな島国”などといわれますが、実際は南北に長く、国土も約37万8,000平方キロメートルと、意外と大きな国です。

 

世界地図では中国やロシアなど大きな国が近いため日本は小さく見えるものですが、実際には世界で60番目くらいに大きな国であり、本州は世界第7位の大きな島なのです。

 

なお、ヨーロッパには日本よりも小さい国がたくさんあり、イギリスやイタリアなどは日本より小さく、オランダやデンマークなどは九州よりも少しだけ大きいくらいの国土です。

 

このように南北に長く意外と大きな国である日本は、北と南で気候にぐっと差があるのが特徴です。

 

これによって育つ植物やとれる魚が地域で大きく異なり、地域独自の食文化が形成されていきました。

 

 

地方によって違う食の好み

 

株式会社日本能率協会総合研究所が調査した「味の地域差に関する調査2018」によると、ラーメンの味の好みは、北海道では”みそ味”が1位、東北・北関東・甲信、首都圏では”しょうゆ味”が1位、九州では”とんこつ味”が1位という結果に。

 

「そばつゆに欠かせない「醤油」。種類や効果は?」はこちら

 

また日本料理に欠かせない醤油自体も地方ごとで違いが見られ、異なる味わいが好まれます。

 

 

■九州:甘口の醤油

「香り関東、味九州」といわれるように、醤油の味なら九州がいちばんという文句があります。

九州、とくに大分県の醤油はとくに甘味が高く、甘味料を加えて仕上げているようです。

 

■四国:薄口醤油・混合醤油

四国西部では甘口の醤油が好まれますが、一方香川などでは濃いめの醤油味もよく使われるよう。

 

■中国、近畿:濃口醤油・薄口醤油

とくに京都では、煮物やお吸い物には薄口、かけ醤油やあめ炊きなどには濃口醤油の使い分けがなされています。

 

■中京:たまり醤油・白醤油

ひつまぶし、きしめん、伊勢うどんに代表されるようにたまり醤油が好まれる地域。

豆味噌文化もあり、白醤油などの発酵食品もよく使われるようです。

 

■関東:濃口醤油

醤油の味が濃い濃口醤油が一般的に使われています。

 

 

そば文化に育った?うどん文化に育った?

 

株式会社日本能率協会総合研究所が発表した「味の地域差に関する調査 2018」では、好きな和風麺についても調査しています。

 

これによると、北海道1位は「冷たいそば」、東北1位は「温かいそば(関東風かけ汁)」、北関東・甲信1位、首都圏1位、北陸・新潟1位も「冷たいそば」ときて、冷たいそばが怒涛の勢いで人気です。

 

 

しかし関西以西から形勢がガラリと変わり、関西1位、中国1位、四国1位、九州1位すべて「温かいうどん(関西風かけ汁)」という結果に。

なお、東海だけは1位「味噌煮込みうどん」という独自性を見せています。

 

この結果をみると、どうやら関ヶ原を境に「そば文化」と「うどん文化」にわかれるよう。

そして、そばは冷たいものがより好まれ、うどんは温かいものがより好まれるようです。

 

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参考:「味の地域差に関する調査 2018」

https://www.jmar.biz/report/life/pdf20181004.pdf

 

 

そばかうどん、人それぞれ好みはありますが、これほど地域性があるのは面白いものですね。

いかがでしょう、ご自身が育った地域とご自身の食の好みは一致していましたか?