
自宅でも絶品のそばを楽しむ。そばのゆで方を習得!
お店で食べるのはもちろん、自宅での昼食や夕食、夜食として食べるのにもぴったりなそば。
おいしく食べるには、適切なゆで方でそばをゆでた後に冷水で締め、そばつゆに浸してつゆごとずるずるっとすするべし!
おいしいゆで方を知っていれば、さらに味わい深いそばが楽しめますよ。
そばがうまくゆでられない理由
せっかくおいしいそばを買ってきても、ゆで方がいまひとつならそのおいしさは発揮されにくいもの。
自分でゆでたそばを食べて、
「なんだか粉っぽい気がする」
「そばの表面が溶けているような気がする」
と感じたことがある方は、ゆで時間に気をつけたほうがいいかもしれません。
十割そばであっても二八そばであっても、またそれ以上小麦粉含有量の多いそばであっても、おいしくゆでるためにはコツがあります。
ぜひおいしいゆで方を意識して、ざるそばやかけそばを作ってみてください。
おいしいゆで方のポイント
そば屋さんの厨房では、大きな鍋に常に湯が張られ、白い湯気を上げながらぐらぐらしている光景をよく見かけます。
その鍋でそばをゆでているときもあれば、お湯だけが煮立っているときもあります。
これはどういうことでしょうか?
実はここにこそ「おいしいゆで方」のポイントがあります!
通常、そばをゆでるときに大切なのは、「たっぷりのお湯」でゆでることと「お湯の温度を一定にしながら適切な時間」ゆでることの2つだといわれています。
そば屋さんで用いられる大きな鍋は、「たっぷりのお湯」でゆでるのにぴったり。
かつ、そばが入っていなくても煮立たせ続けることで、実際にそばを入れたときに温度が下がりにくく、「お湯の温度を一定にしながら適切な時間」ゆでることも可能です。
自宅でそばをゆでるときにも、このポイントを意識してみましょう。
1人前のそばをゆでる際には、2L以上入る鍋を用意します。
鍋を火にかけたら、しっかり沸騰させましょう。
ぶくぶくとお湯が泡立つ程度ではなく、ボコボコ、グラグラといった程度まで煮立たせるのがポイントです。
あらかじめ、そばをしめるための冷水(氷水)を準備しておきます。
そばを鍋に入れてから
いよいよこの鍋にそばを入れていきます。
そばはバラバラとばらけさせるようにお湯の中に入れましょう。
そばを全部入れたらくっつかないように菜箸などでかき混ぜ、袋の表示時間通りまでゆでます。
このとき、鍋の中でそばが泳いでいる状態をキープすべく、温度を下げないようにしたいです。
吹きこぼれそうになっても差し水はせず、火加減で調整するようにします。
時間通りにゆでたらザルに上げ、流水でそば表面のぬめりをとるように、もみ洗いましょう。
適度にぬめりが取れたら、冷水か氷水でキュッと締めます。
最後に水をよく切って、お皿やザルに盛りつければ完成です。
あたたかいそばであっても、基本的には冷水で締める工程はスキップしないように。
締めることでキュッと角の立った、舌ざわり、喉越しのいいそばに仕上がります。
なお、出雲そばのひとつ「釜揚げそば」はあえて冷水で締めず、ゆで上がったそばをそのまま器に盛ります。
少しとろみのあるそばに仕上がり、これはこれでまた違ったおいしさがあります。
「出雲大社参拝の歴史と寄り添う「釜揚げそば」。香りも風味も抜群のアツアツな一杯!」はこちら
乾麺を生麺のようにゆでる方法
乾麺なのに生麺のような食感にゆで上げる、少し変わった方法をご紹介。
まず大きめのボウルにたっぷりの水を入れ、そこに乾麺を入れます。15分〜20分浸し続けたら、あとは通常のゆで方で袋の表示通りゆでるだけです。
ゆで方に気をつけるだけで、そばはぐっとおいしくなります。
おいしいおそばを手に入れたら、ぜひ今回ご紹介したゆで方を試してみてくださいね!
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