
非常事態時の食料を無駄にしないための5つの備蓄ルール!
非常事態時の食料を無駄にしないための5つの備蓄ルール!
万が一の備えに欠かせない非常食。
災害の多い日本に住んでいるのなら、ぜひご家族分の取り急ぎの食料は用意しておきたいところです。
非常事態が発生したときに「賞味期限が切れている!」「おいしくなくて食欲がでない…」などとならないよう、ご家庭でルールを設けて賢く備蓄を行いましょう。
備蓄ルール1:必要ないものを理解する
日々の生活を送るだけでも忙しいのに、あれこれ手間をかけて備蓄食料を揃えるのはとっても面倒。
考えただけでもやる気がなくなるものです。
なるべく手間をかけないためにも、まずは備蓄品として必要のないものをきちんと理解しましょう。
■食器は必要なし
食べるためにはお箸やお皿が必要かも…と、紙皿や紙コップ、簡易的なカトラリーを用意している方もおられるかもしれません。
けれども、お皿やコップは非常食が入っていた袋や缶などで代用でき、カトラリーは直接口をつけて食べることもできるので、意外と必要ないものです。
それよりも、食器のスペースを非常食に割り当てたほうが効率的です。
■脂分の多いものは必要なし
レトルトパウチのスープなどは加熱なしでも食べられそうなものですが、脂分が多いものは油脂が表面に浮いた状態なので冷たいままだと非常に食べにくいです。
温めなければならないカレーやおかず、スープなどは備蓄リストから除外しましょう。
備蓄ルール2:3日〜1週間分を用意する
大規模災害が起きたとき、水道・電気・ガスなどのインフラが復活するのは早くて3日といわれています。
長ければ1週間以上かかることもあるので、できれば3日〜1週間分の非常食を用意しておくとよいでしょう。
家族みんなが満足できるよう、品目に偏りなく、バラエティ豊かに揃えるのがよさそうです。
また、水は飲料としてはもちろん料理にも使うとあって、必ず備えておきたいもののひとつ。
1人当たり1日3リットルを目安に、家族の人数分を3日〜1週間分ストックしましょう。
備蓄ルール3:主食は必ず用意する
米やパンなどの主食には、すぐにエネルギー源となる糖質が豊富に含まれています。
パワーもつき、食べ応えもあるのでぜひたっぷり用意しておきたいところです。
中でも、加熱しなくても食べられるものはとても重宝します。
レトルトのおかゆやパンの缶詰など、すぐに開けて食べられるものがあると安心です。
「万が一に備える!パンやおかずなど非常食を備蓄しておこう」についての記事はこちら→
備蓄ルール4:普段から食べて好きな味を揃えておく
備蓄用食料は買って満足することが多いもの。
ですが、実際に食べてみたら好みの味ではなく、どうしても食べられなかった、という経験談を耳にします。
非常事態こそ食で気分を上げて乗り切りたいところなのに、おいしくないと思うものを食べ続けるのもかなりコクですよね。
自分や家族がおいしいと感じるものを備蓄すべく、いくつか試しに買ってみて舌に合うかどうかをチェックするのがよいでしょう。
気に入った非常食を備蓄しておけば、万が一のときにもおいしい食事にありつけ、気分も軽やかになるはずです。
備蓄ルール5:ローリングストックを心がける
ローリングストックとは、非常食や日常食品を少し多めに買い置き、古いものから順に食べ、食べた分を買い足すというストック方法。
常に一定量の食品が備蓄できるうえ、非常食の賞味期限切れも防げるとあって、農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」でもおすすめされています。
「1ヶ月に1回は備蓄品を食べる日」などとルールを決めて、ローリングストックを心がけましょう。
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